県、選抜初Vの浦和学院に「彩の国功労賞」

 県は9日、第85回選抜高校野球大会で初優勝した浦和学院に「彩の国功労賞」を贈呈すると発表した。県勢では大宮工業が1968年(第40回大会)に優勝して以来、45年ぶり2度目の全国制覇となり、上田清司知事は同日の定例記者会見で「多くの県民に感動と明るい希望、活力を与えた」と偉業をたたえた。

 同賞は広く県民に愛され、県民に明るい希望と活力を与えることに多大な功績のあった団体や個人を表彰。過去には、世界3大サーカスの一つである「木下サーカス」が2002年と12年に受賞しており、今回は3例目となる。

 県の表彰制度は、同賞と「彩の国スポーツ功労賞」「彩の国学術文化功労賞」「彩の国特別功労賞」の四つ。これまでに60人と3団体が受賞し、高校野球での表彰は初めてという。知事は「甲子園野球は単にスポーツ球技というより、国民的な行事。決勝戦はスタンドで観戦し、歴史に残る勝利の一瞬を見ることができた。感激している」と喜びを語った。

埼玉新聞