徳栄、課題克服へ練習再開 3年生送る会で前主将エール

 9日に沖縄合宿を終えたチームは10日、同校グラウンドで練習を再開。メンバーは合宿で挙がった課題の克服に努めた。

 沖縄合宿では練習試合を4試合行い3勝1敗と勝ち越した。だが犠打が決まらなかったり、一発で仕留められない場面が多かったようで、バント中心にエンドランも含めた細工練習やマシンを1球ずつ交代する打ち込みに精力的に取り組んだ。

 またこの日は卒業式があり、式後には3年生21人、1、2年生、スタッフ、保護者などが参加し「3年生を送る会」が開催された。

 主将の根建、楠本、山本竜の両副主将が祝福のあいさつを述べた後、1、2年生から3年生に花束、色紙が手渡された。3年生を代表し前主将の小山が監督、選手、保護者らに向け感謝の言葉。最後に記念写真を撮って締めくくった。

 間もなく晴れ舞台に立つ後輩たちへ、小山は涙ながらに「甲子園は自分たちの夢だった。トクハルというプライドを捨てないで、しっかり日本一を取って、岩井先生を日本一の監督にしてきてほしい。OBとして全力で応援したい」と、ありったけのエールを送った。

埼玉新聞