浦和学院、勝負の2回戦へ 本格練習を再開

 チームは13日、16日の聖光学院(福島)との2回戦に向けて、本格的な練習を再開。大阪府豊中市豊中ローズ球場などで約4時間、汗を流した。

 選手たちは初戦の白星にも浮かれることなく、すでに気持ちは次戦に切り替わっている様子。しっかりと相手をイメージしながら、きびきびとした動きを披露した。

 シートノックでは森監督が自らノックバットを握り、「打球の方向に踏み出す1歩目を大事に」と基本動作を徹底させ、「ここからが勝負だろ」とナインに気合を注入する場面もあった。

 締めに行ったシート打撃では、聖光学院の右腕岡野を想定。右投手に岡野の得意とするスライダーを多めに放らせ、レギュラー組が打ち込んだ。並行してファウルゾーンでも、高速スライダーにセットしたマシンでバント練習を反復していた。

 二塁手の9番緑川はシート打撃の最後に実施した犠打練習を振り返り、「バントは必ず一発で決めて、流れを持ってきたい」。接戦でこそ勝敗を分ける細かなプレーの大切さを強調していた。

◇出番待つ左の大砲 石橋

 左の大砲・石橋が好調をアピール。レギュラー組に交ざったシート打撃では右翼線に二塁打を放った。「調子はいいし、森先生にも形はいいと言われている。後は配球を読んだり、頭の部分だと思う」と気合を込める。

 1回戦では左投手ということもあり、ベンチを温め続けた。ただ2回戦の相手は右投手。必ず、ここぞの場面で出番が巡ってくるはずだ。「チャンスをもらったら、チームへの貢献を一番に、思いきりプレーしたい」。自身3度目となる大舞台へ準備は万端だ。

埼玉新聞