浦和学院だより:「気持ちをプレーに」打撃練習で左腕対策

 ナインは午前9時から甲子園球場で開会式に臨んだ。出場32校が外野に整列した後、26番目に行進を開始し、元気のよい掛け声ときれいな足並みで聖地を踏み締めた。

 主催者あいさつや選手宣誓は東日本大震災を意識したものとなり、森監督は「まだまだ残した傷跡は大きく、復興に向けて頑張っている状況」と、あらためて被災地を思いやった。また、昨秋の関東大会から変更した新ユニホームに触れ、「今までの行進とビジュアルが違うから新鮮」と選手の姿に目を細めていた。

 主将の小林は「あこがれの場所で野球をできる喜び、幸せ、感謝の気持ちを感じ、言葉で伝えられないものをプレーで伝えたい」と気持ちを新たにした。エース佐藤は「いよいよ始まるなとわくわくした」と話した。

 午後3時からは兵庫県の伊丹スポーツセンターで2時間の調整。投内連係、シートノックの後、3カ所で打撃練習に入った。2カ所では左の打撃投手が投げ、残り1カ所ではマシン打ちをこなした。佐藤は森監督の指導の下、ブルペンで約60球の投げ込みを行った。

埼玉新聞