浦和学院だより:甲子園で練習 感触確かめ臨戦態勢

 チームは20日午後1時30分から30分間、甲子園練習を行った。

 前半は場面ごとに走者を想定したシートノックを実施。後半は走者をつけてシート打撃で調整した。整備の合間にエース佐藤はマウンドで約20球投げ、感触を確かめた。

 控え投手の中山、松浦、浅田はシート打撃に登板した。終了後に小雨がちらつき始めたが、チーム練習に影響はなかった。

 森監督は「きのうまでお疲れモードだったが、午前はゆっくり休めた。選手はあこがれの場所で、できるということでモチベーションも高かった」とあらためて甲子園の良さを感じた様子。

 昨秋の関東大会から正式に採用した新ユニホームを着て初めて甲子園のグラウンドに立った選手たちを眺め、「見慣れた光景と違うので新鮮だった」と満足そうだった。

 初めて甲子園を訪れたという主将の小林は「とても大きくて素晴らしいグラウンド。びっくりしたし、感動した」と興奮気味。東日本大地震を考慮して開会式や応援団の縮小が決まっているが、「観客が多いか少ないかを気にせず、自分たちがイメージしているプレーを出したい」と誓った。

 エース佐藤は「甲子園には1回行ったことがあるが、グラウンドの中は雰囲気が違った。マウンドは投げやすくて試合で投げるのが楽しみになった」と声を弾ませた。

 21日は市尼崎と大会前最後の練習試合を行う予定。

埼玉新聞