埼玉大会シード校分析 昌平、浦和北

■Cシード 昌平

 投手中心に守り抜き、長短打に走塁を絡め相手をかく乱する。昨夏の経験者が多く残り、チーム一丸で初優勝を目指す。

◇攻撃

 1〜3番まで左打者を並べる。1番斉藤は俊足で出塁率の高い好打者。3番小泉は勝負強く、市川、岩崎の4、5番はパンチ力がある。

 下位打線もつながりがよく、大量得点も見込める。ただバントのミスが多く、確実性を高めたい。

◇守備

 右腕のエース槙谷は制球力が生命線。控える右腕高橋、1年生左腕の広橋希も球に切れがある。捕手岩崎は強肩で、頭脳的なリードがさえる。

 小泉、市川の二遊間は鉄壁。外野は中堅手斉藤を中心に守備範囲が広く、堅守で投手陣をもり立てる。

■Dシード 浦和北

 エースで4番で主将の勝谷を大黒柱に、アウトを恐れず積極的に仕掛ける盗塁が武器。激戦ブロックで一戦必勝を誓う。

◇攻撃

 機動力を使った攻めが最大の持ち味。1番菊地を筆頭に、池、武笠、本田、采沢、島根ら足の速い選手がそろう。打撃は野手の間にゴロを打つことを心掛け、少ない好機を生かす。走者を置いて3番池、4番勝谷で返すのが得点パターンだ。

◇守備

 右腕勝谷の出来が鍵。直球とカーブ、スライダーの投げ分けが良く、打たせて取る。課題の四球で走者をためないことが肝心。テンポの良い右下の島根も控える。バックは内外野ともに安定感が出てきた。捕手池は強肩でチームをもり立てる。

埼玉新聞