花咲徳栄、初戦は嘉手納(沖縄)と対戦 選抜高校野球

 第82回選抜高校野球大会(21日から12日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が13日、大阪市北区毎日新聞オーバルホールで行われ、出場32校の対戦相手が決まった。

 7年ぶり2度目の出場となった花咲徳栄は第1日の第2試合で、秋季九州大会で初出場初優勝を果たした嘉手納(沖縄)と顔を合わせる。選抜大会で埼玉県勢が沖縄県のチームと対戦するのは、2008年の第80回記念大会決勝で、聖望学園沖縄尚学と対戦して以来、3度目。

 花咲徳栄は昨秋の県大会で準優勝して4年連続6度目の関東高校大会出場を決めると、関東大会では打線が爆発して初の準優勝に輝いた。

 目立った選手こそいないが、主将の根建亮太を中心としたまとまりの良さが武器。昨夏の主力5人が残るなど豊富な試合経験を生かして、上位進出を狙っている。

 選手宣誓は北照(北海道)の西田明央主将が務める。

埼玉新聞

 抽選のくじを引いた花咲徳栄の根建亮太主将(二年)は、「相手が決まり戦闘モードになりました。嘉手納は思い切りがいいチームという印象。リズムに乗せないようにしたい」と意気込んだ。

 岩井隆監督は「初日の大観衆の前で試合ができるのはありがたい」と歓迎し、「相手は初出場の注目校。勢いに乗せず、試合後半で勝負をかけたい。残された時間は少ないが、逆算して仕上げる」と気を引き締めた。

 嘉手納は昨秋の九州大会で優勝し、春夏を通じて甲子園出場は初。抽選後、真謝(まじゃ)博哉主将(二年)は「団結力はどこにも負けない。大会が近づきムードは最高潮です」、真玉橋(まだんばし)元博監督(41)は「バッテリー中心に粘り強く戦う」と話した。

東京新聞埼玉版)

◇岩井隆・花咲徳栄監督
「沖縄は力強いイメージがある。力負けしないようにしっかり守って、後半勝負の展開にしたい」

◇根建亮太・花咲徳栄主将
「相手が強い弱いというよりは、自分たちのリズムを作って、常に全力で1戦1戦勝ち抜きたい」

産経新聞埼玉版)