成徳大深谷が2連覇 高校野球北部新人大会

 高校野球の北部地区新人大会が16日から24日まで、熊谷市の熊谷公園球場など4球場で開かれた。成徳大深谷が2年連続の優勝を達成、深谷市宿根の同校に再び優勝旗を持ち帰った。

 新チームになって最初の公式戦。本庄一や上尾、松山、滑川総合、東農大三など35校が参加。フレッシュな顔ぶれがファンを喜ばせた。成徳大深谷は夏の大会でも投げた木村僚介投手をエースに安定した戦いぶりだった。準々決勝は上尾に延長10回3−1、準決勝は熊谷西に5−1、決勝は早大本庄に7−4で勝った。

 上尾戦で3点目のタイムリーを放った副主将の浜田亮祐選手やけん引役で活躍した主将・荻野嵩仁選手、副主将・並木智弘選手は24日、大谷幸男校長に2連覇を報告。荻野選手は「秋の県大会でも優勝を狙います」と意欲的だった。

 同校野球部の泉名智紀監督(40)は「今月18日が私の誕生日だった。北部地区新人大会2連覇は何よりのプレゼント」と笑顔を見せた。

 野球部の部室にはプロ野球選手からの激励の色紙も飾られている。泉名監督は東北福祉大学出身で、1年先輩には阪神金本知憲外野手がいる。激励の色紙はナインにいい刺激を与えているという。

埼玉新聞